「子どもは鉄と同じです。高い熱量で接するとどんどん形を変えていきます」

「子どもは鉄と同じです。高い熱量で接するとどんどん形を変えていきます」

これは大津高校のサッカー部だった平岡和徳先生の言葉です。僕が子どもと接するうえでとても大切にしている考え方です。

平岡先生はこんな人です。

1965(昭和40年)7月27日生まれ。熊本県下益城郡松橋町(現・宇城市)出身。松橋中学校‐帝京高校‐筑波大学体育学群卒。高校時代には名門・帝京高校サッカー部の選手・主将として2度の全国制覇を果たすと、筑波大学進学後も主将として総理大臣杯準優勝や関東大学リーグ優勝などの戦績を残す。大学卒業後は熊本商業高校で5年間指導。1993年から大津高校へ赴任。同校を高校サッカーを代表する強豪校に育て上げ、さらに50名近いJリーガーを輩出。日本高校選抜の監督を務めるなど多方面で人材育成に尽力。その指導力には全国から注目が集まり学校や企業での講演もこなす。日本サッカー協会技術委員会(日本代表強化部)にも籍を置き、日本オリンピック委員会強化スタッフとしての委嘱を受ける。2017年4月、宇城市教育長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
『年中夢求 「夢を叶える力」「よりよく生きる力」の育て方』より

ちなみに、僕と一緒に陸上に取り組んできた中学生以上の人は「苦しい時は前進している」という言葉を覚えているかもしれません。あれも平岡先生の言葉です。さらに「凡事徹底」という言葉を多用するきっかけになったのも平岡先生の著書を拝読して以来です。めちゃくちゃ影響受けていますね・・・

さて、タイトルになっている「子どもは鉄と同じです。高い熱量で接するとどんどん形を変えていきます」という言葉です。私の経験上でも、スポーツでも学習でも本気で目標達成に向かっている子どもはどんどん変化していきます。顔つきやオーラが変わり、発言内容もしっかりしてきます。他者への思いやりや感謝の気持ちも強く持つように変わっていく傾向があります。しかし、子どもが大きく形を変えていく条件として、一緒に目標を追いかける大人の存在が不可欠であると考えています。それは親でも指導者でも近所のおじさんでもいいのですが、サポート力が必要です。的確に子供のニーズを理解し、時間や苦楽の感情を共有し、子ども自身に、自身の目標に対してやる気と責任をもたせることが必要です。子どもの目標に対し応援だけではだめで、大人も本気で達成方法を考え、悩み行動しなければなりません。悩むことの中心は、どのように子どもに刺激を与えるか、目標に対して正面から挑戦するやる気を引き出すか、というものになると思います。それでいて前に出すぎてはいけないし、子どもの思考のチャンスを奪ってもいけない。

GO ATHLETES CLUBは正直、熱量という部分ではまだまだこれからです。今は「熱い」というよりは「温かい」と感じています。2024年の課題の1つとして、「熱いチームへの変身」を挙げています。GO ATHLETES CLUB自体もどんどん形を変えていきたいと願いつつ、今日はその根っこの考え方を紹介させていただきました。

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